珈琲と健康

デカフェコーヒーとは?

デカフェコーヒー

ダイエット用にデカフェ珈琲ください。

ダイエット用ですか?

そうです。カフェインがダメなんで。

カフェインとダイエットはあまり関係ないような・・・

そうなの?

デカフェって日本では流行らないんですよね。

デカフェって、今ブームです。(2018年現在)

大手各社もデカフェにすごく力を入れているように思います。

うちのお客様も、今まで普通のレギュラーコーヒーを飲んでいたのに、デカフェ珈琲に切り替えられて、そのままずっとデカフェ珈琲に定着された方がいます。

理由を聞くと、「眠れなくなるから」でした。

そのお客様は年配の方だったのですが、

日中に珈琲を飲んでも、夜眠れなくなるそうです。

私達はカフェインの影響を過小評価していたのでしょうか?

一人そのような方がいるという事は、かなりな人数珈琲を飲んで睡眠障害になると思ってよいでしょう。

で、「デカフェ珈琲はどうですか?」と尋ねると、昼間もスースー眠れると喜んでおられました。

お年寄りにとっては昼寝はとても大切な事なので、私達もとても良かったと思っています。

今回はそんなデカフェコーヒーの作り方について、詳しく解説します。

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デカフェコーヒーとは?

デカフェ珈琲ですが、「カフェインが余り入っていない珈琲」の事をさします。

コーヒーの主要成分の一つはカフェインです。

その主要成分のカフェインだけを、なるべく取り除いた珈琲がデカフェ珈琲となります。

取り除く方法を並べてみると

①デカフェ珈琲豆を使う

②水出し珈琲にする

③エスプレッソにする

④硬水を使う

大体こんな感じでしょうか。

その他にもカフェイン自体が含まれていない珈琲豆の品種を作る努力もされています。

種なしブドウの珈琲バージョンみたいな感じですね。

ただ、2018年現在はまだ商品化に至っていないので、もう少し時間が掛かるようです。

現在ある珈琲の品種ではブルボンポワントゥと言う品種が、一般的なコーヒー豆に比べてカフェインが半分の量になります。

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もしお入り用でしたらコメント下さればお取り寄せできます。お値段はグラム1000円くらいです。(2018年内)

デカフェ珈琲豆は美味しくない?

スペシャルティ珈琲クラスで、デカフェ珈琲豆をお求めでしたら、当店ではエル・トリウンフォを販売しています。

最初にご紹介したお客様も、エル・トリウンフォを買われています。

正直、エル・トリウンフォ以外で、美味しいデカフェ珈琲豆に出会ったことがありません。

それほど美味しいデカフェ珈琲豆は少ないという事です。

何故デカフェ珈琲豆が美味しくないのかと言うと、カフェインを除去する過程で美味しさの主要成分、ポリフェノールまで取り除いてしまうからです。

エル・トリウンフォは長年の経験の蓄積で、カフェインだけを取り除きその他の成分を残す事が出来るようになりました。

美味しさの秘密はカフェインの分離過程にあるわけです。

美味しいデカフェ珈琲豆を入手されたいのでしたら、下記リンクからお買い求めください。

カフェイン除去率は99.9%です。

当店もこのコーヒー豆を探し出すのに10年以上かかりました。

ただ、デカフェ珈琲豆を入手しないと、デカフェ珈琲が出来ない訳では無いので、ご安心下さい。(^_-)-☆

 水出し珈琲はカフェイン半分

カフェインはお湯に溶ける性質があります。

アルカロイド系の物質でお湯に溶けるのはカフェイン位です。(大半はアブラで溶かす)

そこで、

珈琲の抽出にお湯でなく水を使うと、カフェインの少ない珈琲になります。

どれくらいカフェインが少なくなるかと言えば、お水の温度にもよりますが大体半分くらいの量になります。

カフェインを気にされている妊婦さんなら、これ位カフェインを減量すれば十分です。

エスプレッソはカフェイン少なめ

意外と思われるかもしれませんが、エスプレッソはカフェインが少ないです。

ドリップ珈琲の約半分しかカフェインが入っていません。

ミルク珈琲がお好きでしたらカフェオレでなく、カプチーノやラテにするとカフェインの影響は少なくなります。

女性の方はカフェオレが好きな人が多いので、エスプレッソマシンでラテにすればカフェインの影響はかなり軽減されます。

(下のマシンは全自動でラテを作ってくれます)

デロンギ 全自動エスプレッソマシン マグニフィカ ESAM03110S

硬水を使う

軟水は溶解力が強いので、カフェインも沢山溶け出します。

逆に硬水で珈琲を入れると、カフェイン少なめのデカフェ珈琲になります。

お水の硬度は関西ではおおむね50mg/ℓであるのに対し、関東では80mg/ℓです。

関西で飲む珈琲はカフェイン多め、関東で飲む珈琲はカフェイン少なめになります。

カフェイン少なめの珈琲に仕上げたいのでしたら、エビアンなどの硬水を使えばよいです。

デカフェ珈琲とは?まとめ

最後にカフェインの人体への影響ですが、人はカフェインを分解する酵素を持っています。

約一歳で成人と同じ位のカフェイン分解能が身につきます。

ただ、お年を召すとカフェイン分解能も低下します。

どれくらいの年齢でカフェイン分解能が衰えるのかというと、65歳以降、特に女性はカフェインを消化する能力が衰えます。

女性ホルモン・エストロゲンと関係していると思われますが、閉経後急速にカフェイン分解能が衰えていくようです。

お年を召された女性はカフェインを取る分量も減らした方が良いでしょう。

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