珈琲の作り方

濃いコーヒーとは、ミュンヒの大阪コーヒーである

濃いコーヒー

濃い珈琲ってご存知?

心当りあります。

一体何なのでしょう?

多分ミュンヒの事かな?

ちょっと小耳にして、興味があるんで。

大阪珈琲の事でしょう

先日(2018年11月26日)お客様から、「濃いコーヒーって美味しいんですか?」というご質問を頂きました。

で、その「濃いコーヒー」、一体何を指して言ってるのかと考えました。

パット思いつくものでしたら「エスプレッソ」あたりが頭に浮かびますが、どうもエスプレッソを指して言っている様ではありません。

よく聞くと、「沢山珈琲粉を使って作るコーヒー」の様です。

うむ。心当たりアリアリです。

という事で、今回は巷でいう所の「濃いコーヒーはミュンヒコーヒーに関してご質問にお答えしたいと思います。

濃いコーヒーって美味しいの?

一般的に「濃いコーヒー」と言えばエスプレッソな訳ですが、この界隈(奈良~大阪方面)では、

濃いコーヒー = ミュンヒの珈琲という構図が成り立ちます。

元祖「濃いコーヒー」のオーナー「ザ・ミュンヒ」の田中完技さんとは10年来の知り合いで、お互い珈琲に対するこだわりが強く、相通ずるものがありました。

当時お互いの店に行き来し、長い間話し込んだものです。

で、そのミュンヒのオーナーさん、「濃いコーヒー」がとても好きで、長年珈琲を入れている間にどんどん濃くなって行き、行きついたところが究極の濃いコーヒー(スパルタン)になったわけです。

この究極の濃いコーヒー、なんと、一キロの珈琲粉を使って100ccだけ珈琲エキスを抽出します(=゚ω゚)ノ

(1Kの珈琲粉で100cc抽出のスパルタン)

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スパルタンの味は珈琲というよりもブランデーの様な感じで、一口で脳天をクリティカルヒットしてきます。(=゚ω゚)ノ 

興味のある方は田中さんがご存命の間に一度お試しあれ。(かなり高齢なので)

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北山きいろ雅代さん(@masayowizard)がシェアした投稿

〒581-0015 大阪府八尾市刑部2丁目386 電話:072-996-0300 

濃いコーヒーを作って見る

珈琲に対する好奇心が旺盛すぎた当時の私は(今でも情熱は衰えていませんよ)すぎた珈琲でも濃いコーヒーをメニューにすべく、色々と考案・試作しました。

スパルタンのように、いきなり1キロの粉で100ccの珈琲を作るのは無謀すぎるので、段階的に濃縮度を高めて行く事にしました。

つまり

第一段階:二倍濃縮

20gの珈琲粉を使って一杯出し

第二段階:五倍濃縮

50gの珈琲粉を使って一杯出し

第三段階:十倍濃縮

100gの珈琲粉を使って一杯出し

第四段階:二十倍濃縮

200gの珈琲粉を使って一杯出し

ここまで作ってとりあえず様子を見ることにしました。( ^^) _旦~~

味は2倍濃縮、つまり通常の倍の珈琲粉を使って一杯出しする珈琲は、ちょっと濃いかな?というぐらいでちゃんと珈琲の味がします。

しかし、5倍濃縮、10倍濃縮になるともはや珈琲の味はせず、スパルタンのようにブランデーの様な風味になりました。

10倍濃縮までは、試作・試飲しましたが、結局20倍濃縮は一回も作ることなく終わりました。

濃いコーヒーは3倍濃縮までで

実際お客様にお出しする機会があったのは2倍濃縮の珈琲まででした。

自分的には3倍濃縮までは、珈琲の個性が残るので、アリかな?と思っています。

しかし、それ以降はどんな珈琲でも同じような味になるので、あんまり意味はないと考えています。(珈琲が勿体ないですしね)

抽出の方法ですが、3倍濃縮までは普通にドリップしてOKです。

カップ一杯分エキスがでたら、抽出を止めます。

ただ、5倍濃縮以降はそれではダメで、蒸らした後、低温で抽出する必要があります。

低温抽出しないと、苦みが強すぎて飲めたものではないです。

ドリップに使うお湯ですが、50℃以下にすると良いです。

いっそのこと、20℃くらいのお水でドリップしても良いと思います。 

ただ、冬場は水温が10℃以下になるので、いったん温めて20℃~50℃の範囲内のお水?でドリップすることをお薦めします。

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濃いコーヒー・まとめ

濃いコーヒーの事を色々と書きました。

珈琲が大好きな人は、飲めば飲むほど濃いコーヒーを求めて行く様になるらしいです。(田中完技談)

濃いコーヒーに興味がお有りでしたら、一度濃縮珈琲にチャレンジされてみては如何でしょうか?

贅沢に珈琲粉を使えばリッチな気分も味わえます。( ^^) _旦~~

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Toshi “Lee” Inaさん(@leeantonio13)がシェアした投稿

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