コーヒーブログ専科

珈琲に関するお客様からの質問にお応えする、珈琲専門ページです。

アメリカンコーヒーの由来

f:id:sugitacoffee:20181106225500j:plain

 

こんにちは! 焙煎士ブロガー、すぎた(@sugitacoffee )です。

 

筆者は毎日、平群道の駅でお客様にホット珈琲をサーブしているのですが、非常に高い確率で、「アメリカンにして下さい」と言われます。

 

どれくらいの比率かというと、10杯注文されるうちの2杯くらいはアメリカンにしテート言われます。

 

で、一体アメリカンって何なんでしょう?

 

お客様からしたら、アメリカンコーヒーって、多分ホットよりも薄くて、お砂糖やフレッシュを入れなくても飲めるコーヒーっていうイメージだと思います。

 

むかし勤めていた喫茶店でも、ホットをお湯で割って、分量の割り増しをした珈琲をアメリカンとして販売していました。(1990年頃の話)

 

ご年配(55歳以上)の方からすれば、

ホットは濃くて飲み難いので、砂糖やフレッシュを入れる代わりに、お湯で薄めて飲み易くした、ホット珈琲のお湯割りがアメリカン

というイメージなのでしょう。

 

と、これで終わってもいいのですが(よくないか・・・)もうちょっと突っ込んで考察していこうと思います。(^_-)-☆

 

 
 
 
View this post on Instagram

Mieko Hasegawaさん(@miejuly.16)がシェアした投稿 -

 

 アメリカンは日本の珈琲

 

アメリカンって、言うくらいなのだから、その発祥地はアメリカ合衆国に違いないと思っていたのですが、調べてみると、USAにはアメリカンがないことが分かりました・・・

 

じゃあ、アメリカンってなんだろう?ってなるわけですが、

昔USAにビジネスや旅行に行っていた人たちが、現地で飲んだ珈琲が薄くてすっぱかったので、そこで飲んだ珈琲を日本に帰ってきて再現した

のが、日本流アメリカン珈琲になったわけです。

 

ちなみにUSAで当時飲まれていたコーヒーには特に名称はなく、コーヒープリーズ、と注文するだけで出てくるものでした。

 

んん・・結局アメリカンコーヒーって和製英語ですらなく、あくまで日本オリジナルの珈琲を、アメリカンコーヒーと言う名称にしたって事になります。(ああややこしやややこしや)

 

 
 
 
View this post on Instagram

summerさん(@sutairu1remon)がシェアした投稿 -

 

 アメリカコーヒーの発祥

 

ついでにUSAで日本の人たちが当時飲んだ、アメリカの珈琲って何だったのか?を見てみます?

 

USAは当初、イギリスのプロテスタントの人達が中心に移民した入植地でした。

 

イギリスでは今も昔も、紅茶を飲むことが日常だったので、アメリカに入植したイギリス人たちも紅茶を飲んでいました。

 

しかし、本国から送られてくる紅茶には、随分と高い関税がかけられていたらしく、それに怒ったアメリカ入植者たちが、ボストンに集積された紅茶を海に投げ捨ててしまいました。(詳しくは下ブログ参照)

 

 

それ以来、USAでは紅茶の代わりに、

ブラジルから安く輸入した珈琲を、浅く炒って、パーコレーターで煮だして、紅茶に似せた味にした物

を飲むようになったと言う訳です。

 

 
 
 
View this post on Instagram

William shaw/ Wilbo Bagginsさん(@willshaw93)がシェアした投稿 -

 

USAで上のパーコレーターで抽出された、珈琲を飲んだ日本人が、本国に帰ってきてそれを再現すべく、当時日本で大流行していた喫茶店珈琲(コテコテ、エグエグ、濃厚の珈琲)をお湯で割ってもらって飲んだわけですね。

 

 もっと肩の力抜こうよ

 

日本では、アメリカンコーヒーを大層持ち上げて、専門家らしく浅く炒った(ミディアムロースト?)珈琲を使ったものが、本当のアメリカンだよ。

 

と言う専門家もいますが、んなこと考えるまでもなく、現実はてけとーにホットをお湯で薄めたものが、実際のアメリカンコーヒーです。

 

まあそれだけ、日本人は珈琲への思い入れが強く、バリエーションを増やして珈琲文化をアップデートしていきたいのでしょうね。

 

まさしく、アメリカンコーヒーは日本人が作り出した、日本人のための珈琲ってことだと思います。

 

ん・・・?まてよ、

ホットを好んでストレートで飲むのは日本人位なので、日本流ホットは全部アメリカンコーヒー

なのかもしれませんね。

 

あっ。これは新しい発見かもw

 

ちなみに、アメリカでは7割近い人が、パーコレーター珈琲にお砂糖や、ミルクを加えて飲みます。

 

コーヒーだけをストレートで飲むのは、日本人くらいです。

 

アメリカーノはエスプレッソ

 

あと一つ、付け加えないといけない事があります。

 

先日ドイツに行っている知り合いのミュージシャンが、ミュンヘンで ”アメリカンミッケ” というメッセージをくれたのですが、それは正確にはアメリカンではなく、アメリカーノという飲み物です。

 

いわゆる、エスプレッソのお湯割りです。

 

これ、結構間勘違いしている人が多いです。

 

もひとついうと、日本のイタリアンで出てくるホットはこのアメリカーノであることが多いです。

 

エスプレッソのお湯割りが、イタ飯屋さんのホットです。

 

 
 
 
View this post on Instagram

Jennifer Stephensさん(@stephens.jennifer_)がシェアした投稿 -

 

 アメリカーノはコーヒーの表面にうっすらとクレマが浮いているので直にわかります。(上インスタ参照)

 

アメリカーノの名称の由来は、アメリカ人はエスプレッソをストレートで飲めなかったので、お湯で薄めて飲んだそうです。

 

それを見たイタリア人が、侮蔑の意味を込めて命名したそうです。(イタリア男子はエスプレッソをストレートで一気飲みするのが習慣)

 

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。 ^^) _旦~~

 

 今回の記事はいかがでしたか?

日々、コーヒーや道の駅に関する記事を書いています。(たまに、日常の事も)

読者登録して頂くと、更新の励みになります。よろしくお願い致します。(^ν^)

  f:id:sugitacoffee:20181021012813j:plain